Interix メモ

ホームディレクトリの設定(重要)

• デスクトップの「マイドキュメント」を右クリックして「リンク先」を「d:\home」にする。
• 「コントロールパネル」->「管理ツール」->「コンピュータの管理」->「ローカルユーザとユーザー」->「ユーザー」と進んで、ユーザーを左クリック。「プロファイル」タブの「ホームフォルダ」の「ローカルパス」を「d:\home」にしておく
• 「コントロールパネル」->「システム」->「詳細設定」->「環境変数」で「ユーザ環境変数」の「HOME」に「d:\home」を設定しておく。

アプリケーションの設定

• UNIX Tool warehouseの ftp サイトからパッケージを丸ごと落とす。su してから pkg-1.8-bin35.sh を実行し、pkg_add コマンドをインストール。これで FreeBSD と同様のパッケージシステムが使えるようになる。最初に入れるのは sudo と bash だろう。インストールのコツは pkg_add bash-current-bin.tgz のように current-bin を入れること。以下、インストールしたものの一覧。ls は入れないほうがいいだろう(日本語ファイル名が化ける)。

  $ ls /var/db/pkg 
  apropos-1.0-bin                         jpeg-6b.3-bin
  atk-1.6.0.1-bin                         libcrypt-1.2.4-bin
  autoconf-2.59.2-bin                     libexpat-1.95.7.2-bin
  automake-1.8.1-bin                      libfreetype-2.1.4.3-bin
  bash-3.0.0.2-bin                        libiconv-1.9.2.3-bin
  bison-1.875.1-bin                       libncurses-5.4-bin
  bzip2-1.0.2.1-bin                       libpng-1.2.7-bin
  catman-1.6-bin                          libtool-1.5.6-bin
  cpio-2.5.1-bin                          ls-1.1-bin
  cvs-1.12.9.2-bin                        m4_gnu-1.4.1-bin
  emacs-21.2-bin                          man-1.0-bin
  env_cflags_gcc-1.0.1-bin                md5-1.1.1-bin
  env_cppflags_local-1.2-bin              openssh-3.9.0.1.1-bin
  env_cppflags_ssl-1.1-bin                openssl-0.9.7d.3-bin
  env_ldflags_local-1.0.2-bin             pango-1.4.0.3-bin
  env_ldflags_ssl-1.0.1-bin               pax-1.5.1-bin
  env_ldlibrarypath_local-1.0.1-bin       pkg-1.8-bin
  env_ldlibrarypath_ssl-1.0.1-bin         pkgconfig-0.15.0.1-bin
  env_manpath_local-1.0.1-bin             readline-4.3.2-bin
  env_manpath_localshare-1.0.1-bin        render-0.8.1-bin
  env_manpath_ssl-1.0.1-bin               rsync-2.6.2-bin
  env_path_local-1.0.1-bin                ruby-1.8.2-bin
  flex-2.5.4b-bin                         rxvt-2.6.4-bin
  fontconfig-2.2.2.3-bin                  stat-1.0.2-bin
  ftp-3.4b-bin                            sudo-1.6.6.1-bin
  gettext-0.14.1.7-bin                    tcl-8.4.6.1-bin
  glib-2.4.0.3-bin                        tiff-3.5.7.5-bin
  gmake-3.80.1-bin                        tk-8.4.6.1-bin
  gmp-4.1.3.1-bin                         vim-6.3-bin
  gnupg-1.2.4-bin                         wget-1.9-bin
  grep-1.1-bin                            whatis-1.0-bin
  groff-1.17.2.2-bin                      which-2.16-bin
  gtk+-2.4.1.3-bin                        xft-2.1.2.4-bin
  gzip-1.2.4b-bin                         xrender-0.8.2.4-bin
  install-1.0-bin                         zlib-1.1.4e-bin
  

• /etc/sudoers はシンボリックリンクになっているが、このままではうまく動かないので、ハードリンクに直す。

  $ rm /etc/sudoers
  $ ln /usr/local/etc/sudoers /etc/sudoers
  

• openssh を入れてから、TeraTerm Pro で localhost にログインする。Korn Shell がデフォルトになっているので chsh する。

  $ chsh /usr/local/bin/bash
  

• /bin/less は日本語化されている(less 358+iso254)。
• X-Deep/32 で試してみたが、emacs 21.2 は LANG=C でないと X 環境では動作しないようである。

バイナリ

• w3m 0.5.1
  ウェブブラウザ。テキストのみ。ビルドに gmake は必須。gdk-pixbuf が作れなかったので画像は見られない。

  configure --enable-m17n --enable-japanese=S --with-migemo; gmake
  

• Boehm gc 6.4 (ソース差分)
  フリーのガーベージコレクタ。もともとは数式処理システム Risa/Asir を Interix 上でコンパイルするのに必要だったので作った。スタティックライブラリのみ。

  configure --disable-threads --enable-cplusplus; gmake
  

リンクと情報源

• Nano domain ここには Interix 3.5βに関する記事がある。参考になる。
• Interop Systems Interix の開発元。BBS(英語)は初心者には役に立ちます。
• X-Deep/32 フリーのXサーバ。Simtelからダウンロードできる。
• UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2 便利な端末エミュレータ。
• pc5.2ch.net には Service for UNIX という同名のスレッドが二つあるが、技術的な記事はほとんどないのでたまに目を通すだけでいいでしょう。
  UNIX 板 Windows 板
• pkgsrc NetBSD のパッケージシステム。Interix にも移植されています。
• Google様 神頼み。Interix の記事はほとんど見つかりません。