以前(1998年の暮れ)、神戸大学にいたときに、Sun MicroSystems の JavaStation というあやしい機械をさわっていました。注文してから届くまで半年ぐらいかかったんだよね。写真が出てきたので、JavaStation の紹介をします。(というか、JavaStation の写真の紹介か...)
写真は神戸大学の齋藤政彦先生に撮って頂きました。
最初に説明しておくと、JavaStation は単体では動作しません。かならず、サーバが必要になります。我々は Ultra 5 を使っていました。JavaStation は、起動時に DHCP を用いてサーバ(DHCPサーバという意味ではない)から IP アドレスを取得します。また自前でハードディスクを持たないので、起動時にサーバから必要なソフトウェア(JavaOS!)をダウンロードします。昔の Diskless Workstation を思い出してもらえればいいでしょう。よく似ています。機能拡張の場合には、Java によるプログラムを書いてサーバのハードディスクのしかるべきところに置くというわけです。
手前の机の上、ディスプレイとマニュアルの間におかれている紫色の小さな機械がJavaStation です。マニュアルの少し奥の小さな長方形の箱形の、丸で囲っているものが AC アダプタです。電源は外付けなんですねぇ。ほとんどファミコンみたいな機械です。
ちなみに、一番奥の本棚の前のくすんだ色のワークステーションは SparcStation2 です。既に置き物と化していましたが、数日後に名誉の退役をいたしました。
JavaStation の背面は開くんです。ちなみに手で持っていますが、むちゃくちゃ軽い機械なんです。電源は外付け、筐体はプラスティックで出来ていて、ハードディスクもありませんからね。
前の写真の拡大です。つながっているケーブルは左から、ディスプレイケーブル、電源ケーブル、10BASE-T, キーボード、マウスのものです。ちなみにキーボードとマウスはPS/2でした。
側面からの写真です。透けて見えているのは JavaStation の基盤です。 上の方にかすかにうつっているのがジャワ茶のロゴです。 台にしているのは JavaStation のマニュアルです。
JavaStation の実行時の画面です。HotJava が動作しているところです。
JavaStation を使っている私。なんか態度わるいですね^^;。手前にあるのは、サーバの Ultra 5 です。
同じく JavaStation を使っているところ。となりにいるのは、(当時)M1の奥谷くんです。